行政書士試験|時効の更新・完成猶予を“問題文”で見抜く3つのコツ
こんばんは。
行政書士試験の民法で、多くの受験生が足を止めるテーマの一つが「時効の更新と完成猶予」です。
条文を読んだときは理解できたはずなのに、問題になると急に判断できなくなる。そんな経験はありませんか。
この記事では、
「知識」ではなく「問題文の見方」に焦点を当てて、更新と完成猶予を見抜くコツを整理します。
Contents
この記事はこんな人向け
- 更新と完成猶予の違いが頭では分かっているのに、問題で迷う
- 過去問を解くたびに、どちらを選ぶかで失点している
- 条文暗記から一歩進んだ得点力を身につけたい
時効の更新・完成猶予は「定義暗記」だけでは足りない
まず前提として、条文上の整理を簡単に確認します。
- 時効の更新
→ それまで進んだ時効期間がリセットされ、ゼロから再スタート - 時効の完成猶予
→ 一定期間、時効の完成が一時的にストップするだけ

ここまでは、多くの人が理解しています。
それでも問題で迷う理由は、設問が条文通りに聞いてこないからです。
本試験では、これまでの過去問で出た問題文とまったく同じ文言で出題は基本されません。
コツ①「時効がゼロに戻る表現」があるかを見る
問題文でまずチェックしたいのは、
**「これまでの期間がどうなるか」**です。
チェックポイント
- 「新たに進行する」
- 「その時から改めて起算する」
- 「それまでの期間は考慮されない」
こうした表現があれば、更新を。
逆に、
- 「一定期間、完成しない」
- 「期間中は時効が完成しない」
という書き方なら、もうほぼ完成猶予です。
コツ②「行為の性質」に注目する
更新か完成猶予かは、何が起きたかで大きく分かれます。
更新を示しやすい行為
- 裁判上の請求
- 強制執行
- 債務の承認
これらは、権利をはっきり行使・認めた行為です。
完成猶予を示しやすい事情
- 協議を行っている
- 天災などで権利行使が困難
- 一定の法的保護期間
「本格的に動いたのか」「事情的に止めているだけか」
この視点で読むと整理しやすくなります。
コツ③「その後どうなるか」を最後まで読む
行政書士試験では、
完成猶予→更新のように、流れで聞いてくる問題も出題されます。
ここで重要なのは、
猶予期間が終わった後に何が起きているかです。
- 猶予期間終了後、すぐに裁判上の請求
→ 更新に移行 - 何もせず時間だけ経過
→ 再び進行
問題文を途中で判断せず、
最後の一文まで読む癖が失点防止につながります。
僕もそうでしたが、最後まできちんと読まないで回答して、間違えたことは何度もあります。
本当にもったいないので、必ず普段から最後まで読む癖はつけましょう。
よくある勘違いと注意点
「権利行使っぽいから更新」と決めつけない
形式的に見えても、
実際には完成猶予にとどまるケースがあります。
条文番号の丸暗記に頼りすぎない
試験では、番号そのものを問うより
事例に当てはめられるかが重視されます。
おススメ勉強法
勉強の流れは「テキストでインプット→過去問でアウトプット→間違えた箇所は条文やテキストで確認」の往復が一番早いです。
まとめ|見るべきは「言葉」と「流れ」
ここまで読んでいただきありがとうございます!まとめです。
時効の更新・完成猶予で迷ったときは、
次の3点に立ち返ってください。
- 時効がゼロに戻る表現があるか
- 行為の性質は何か
- その後の流れはどうなっているか
この視点で過去問を見直すだけでも、
判断スピードと正答率は大きく変わりますよ。
CTA(行動提案)
次に過去問を解くときは、
**正解・不正解よりも「なぜ更新なのか/完成猶予なのか」**を
言葉で説明できるかを意識してみてください。
理解が一段深まり、本試験でも迷いにくくなります。


