古物商許可はどこから必要?せどり・ネット販売で“違反になりやすい境界線”
あいさつ
「古物商許可って、結局どこから必要なんですか?」
せどり、メルカリ、ヤフオク、Amazon販売。
身近になった一方で、“必要な人”と“まだ不要な人”の境目が分かりにくいのが古物商許可です。
しかも怖いのが、ネット上では
- 「小遣い程度なら平気」
- 「新品ならいらない」
- 「個人なら大丈夫」
みたいな断片情報が流れがちで、判断を誤ると後から取り返しがつかないこと。
この記事では、行政書士への相談を検討する人が
- 何を基準に見ればいいのか
- どの行為が危ないのか
- どう動けば安全か
を、できるだけ具体的に整理します。
この記事はこんな人向け
- せどり・転売・ネット販売をしている、または始めたい
- フリマやオークションで仕入れて売っている
- 中古っぽい商品も扱う(本、ゲーム、家電、ブランド品など)
- 「自分が許可対象か分からない」状態で不安
- 事業を長く続けたい(アカ停止やトラブルを避けたい)
Contents
- 1 あいさつ
- 2 この記事はこんな人向け
- 3 まず結論:境界線は「中古」より「仕入れて売る」かどうか
- 4 古物商許可の基本:何を守るための制度?
- 5 「古物」って何?一般感覚より範囲が広い
- 6 次に重要:「業として」に当たるかどうか
- 7 せどりはなぜ許可の話になりやすいのか
- 8 ネット販売(メルカリ・Amazon・ヤフオク)でも対象になる理由
- 9 危ない境界線:あなたが踏みやすい7つのパターン
- 10 よくある誤解を整理:ここで判断ミスが起きる
- 11 実際によくある相談例
- 12 無許可でやると何が怖い?現実的なリスクを分解
- 13 自己判断が危険な理由:ネット情報は「あなたの条件」を見ていない
- 14 ここが境目:自分でチェックできる簡易診断
- 15 反対意見も踏まえる:不要なケースはある
- 16 「今は不要でも、後から必要になる」パターン
- 17 行政書士に頼むと何が変わる?
- 18 依頼のタイミング:不安になった時点が最適
- 19 相談するときに伝えると早い情報(コピペ可)
- 20 まとめ(要点だけ再整理)
- 21 クイズ
- 22 CTA(次への行動)
まず結論:境界線は「中古」より「仕入れて売る」かどうか
古物商許可の話は、つい「中古か新品か」で考えがちです。
でも実務上は、それ以上に
- 仕入れて売るのか
- 利益目的で繰り返すのか
が重要です。
不用品の処分のつもりでも、行動の中身が「仕入れ」に近づくと、ラインを超えやすくなります。
古物商許可を取ろうとお考えの方、悩まれている方、まずはこちらからご相談ください。
古物商許可の基本:何を守るための制度?
古物商許可は、ザックリ言うと
盗品などが流通するのを防ぐための仕組みです。
中古品は、モノが人から人へ移ります。
その中で、由来が不明なものが混ざると追跡が難しくなる。
だから、中古品を反復して扱う人は、一定のルールを守ってくださいという制度設計になっています。
ここを理解すると、「なぜネット販売でも対象になるのか」が腹落ちします。
場所が店舗かネットかは関係なく、中古品が流通する構造は同じだからです。
「古物」って何?一般感覚より範囲が広い
よくある誤解が、「中古=使用済み」だけだと思うこと。
でも実際は、感覚より広いです。
古物と扱われやすい例
- 一度でも使用されたもの
- 未使用でも、個人から買ったもの(出どころが一般消費者)
- フリマ・オークションで仕入れたもの
- リサイクルショップで買ったもの
つまり、商品ページに「新品未使用」と書いてあっても、
個人から買っている時点で古物側に寄るケースがあります。
※ここは扱う商品や仕入れルートで変わるため、自己判断が危険になりやすいポイントです。
次に重要:「業として」に当たるかどうか
古物商許可が必要になるかは、最終的に
反復継続して、利益目的でやっているかが大きいです。
副業でも、週末だけでも、売上が小さくても、
行為の中身が「事業の形」を持つと対象になり得ます。
業としてと見られやすい行動
- 仕入れて、売る流れができている
- 継続的に出品している
- 利益を前提に、相場を見て仕入れている
- 出品アカウントが販売主体として機能している
- 同じジャンルの商品を繰り返し売る
- 在庫として抱えて回転させている
逆に、引っ越しや断捨離など
「生活の都合で出た不用品をまとめて手放す」なら、業としてみられません。
せどりはなぜ許可の話になりやすいのか
せどりは構造的に、
- 仕入れて
- 売って
- 利益を出す
- これを繰り返す
になりやすいです。
そして仕入れ先が
- フリマ
- リサイクル店
- オークション
- 知人
などの場合、中古側に寄ります。
つまり、せどりは「中古×反復」が重なりやすい。
だから古物商許可の話が避けられません。
ネット販売(メルカリ・Amazon・ヤフオク)でも対象になる理由
「ネットだから大丈夫」ではありません。
販売場所がどこかではなく、中古品を反復して扱っているかが論点です。
- メルカリで仕入れてAmazonで売る
- ヤフオクで仕入れてメルカリで売る
- リサイクル店で買って自社サイトで売る
形が違っても、構造は同じです。
危ない境界線:あなたが踏みやすい7つのパターン
ここからが本題です。
「違反になりやすい境界線」は、抽象論よりも具体例のほうが役に立ちます。
パターン1:フリマで買ってフリマで売る(反復)
個人間取引が中心でも、反復するとラインを超えやすい。
「仕入れ→販売」が成立しているからです。
パターン2:中古家電・中古ゲームなど、同種を繰り返し扱う
ジャンルが固定されるほど、
「趣味の処分」より「販売行為」に見えやすい。
パターン3:新品未使用を個人から大量に買う
表示が新品でも、出どころが個人だと中古寄り。
ここは「自分では新品と思っているのに…」が起きやすい典型です。
パターン4:リサイクルショップ仕入れを継続
仕入れ先が中古流通の場なので、許可の論点になりやすい。
パターン5:知人からまとめて買って転売
身内取引の感覚で油断しがち。
でも構造は仕入れです。
パターン6:委託販売と勘違いして実質仕入れ
「預かっただけ」のつもりでも、代金の流れや名義で実質仕入れになっているケースがあります。
パターン7:古着・ブランド・時計など真贋が絡む商品を扱う
許可の有無だけでなく、
トラブル時のダメージが大きいジャンル。
早い段階で体制を整えないと危険です。
よくある誤解を整理:ここで判断ミスが起きる
誤解1:副業だから関係ない
副業か本業かは本質ではありません。
行為の中身が反復継続であれば対象になり得ます。
誤解2:売上が少ないから大丈夫
金額のラインが明確にあるわけではありません。
少額でも、構造が揃うと対象になり得ます。
誤解3:新品なら不要
新品でも、仕入れルート次第で中古寄りになります。
メーカー・卸からの新品仕入れなら距離が出やすい一方、
個人由来の未使用品は注意が必要です。
誤解4:バレなければ問題ない
ここは強く言います。
自分の努力で「絶対に発覚しない」状態は作れません。
- 取引相手との揉め事
- 商品の真贋や破損でのクレーム
- プラットフォーム側の確認
- 同業者・購入者からの通報
きっかけは自分の外にあります。
実際によくある相談例
よくあるのは次のタイプです。
相談例A:副業で始めたが、気づけば月に数十件出している
本人の感覚は「ちょっとした副業」でも、行為は反復継続。
仕入れ先もフリマ・中古店で、中古要素が重なる。
相談例B:メルカリ仕入れ→Amazon販売で回している
典型的に「仕入れ→販売」の形が整っています。
拡大すると、ルール整備が追いつかず不安が増えやすい。
相談例C:古着・ブランドを扱い、購入者対応が怖い
許可だけでなく、記録の整え方や、トラブル時の説明が重要になります。
ここで「専門家に一度整理してもらう」ニーズが強い。
無許可でやると何が怖い?現実的なリスクを分解
「罰則がある」という話だけだと、ピンと来ない人もいます。
なので、現実に困るポイントを分解します。
1)刑事リスク
無許可営業は、軽い注意で済む話ではありません。
家族や勤務先に知られたくない人ほど、ダメージが大きい。
2)ビジネス継続リスク
プラットフォームで販売している場合、
アカウント停止や制限が入ると収入が止まります。
生活に影響します。
3)取引先・購入者との揉め事の弱さ
トラブル時に「適正な体制でやっています」と言えないのは弱いです。
特に高額品ほど揉めた時の負担が跳ねます。
4)将来の拡大の足かせ
今は小さくても、伸びた時にまとめて整えるのは大変。
早めに整理しておくほうが、後で楽です。
自己判断が危険な理由:ネット情報は「あなたの条件」を見ていない
ネット記事やSNSは、たいてい
- 商品ジャンル
- 仕入れ先
- 販売頻度
- 名義
- 取引の形(委託なのか買い取りなのか)
この細部が欠けています。
古物商許可の判断は、ここが肝です。
つまり、「一般論」だけで判断するとズレやすい。
あなたの条件に合わせて整理してくれるのが、専門家の価値です。
ここが境目:自分でチェックできる簡易診断
※最終判断は専門家推奨ですが、目安として使えます。
チェック1:仕入れをしているか
- 中古店、フリマ、オークション、個人から買う
→ 仕入れ要素が強い
チェック2:利益目的で繰り返しているか
- 相場を見て買う
- 値付けで利益を狙う
- 継続して出品
→ 反復継続要素が強い
チェック3:不用品処分の範囲を越えているか
- 家の片付けだけでは説明しづらい量
- 同じジャンルが多い
→ 販売行為に寄る
この3つのうち2つ以上に強く当てはまるなら、
「一度、専門家に確認して不安を潰す」ほうが合理的です。
反対意見も踏まえる:不要なケースはある
ここもフェアに書きます。
古物商許可が常に必要なわけではありません。
不要になりやすい例
- 自分の不用品を売る(生活の整理の範囲)
- 新品をメーカー・卸など正規ルートから仕入れて売る
- 一時的で反復性が薄い
ただし、不要だと思っていたのに
行動が変わっていつの間にか対象に寄ってしまう、が多いので注意です。
「今は不要でも、後から必要になる」パターン
多いのがこれです。
- 最初は不用品処分
- 売れると分かって追加で買う
- 仕入れが始まる
- 出品が習慣化
- ジャンルが固定
- 月に何十件も回す
この流れで、気づかぬうちにラインを超えやすい。
だからこそ「境目」を早めに理解しておく意味があります。
行政書士に頼むと何が変わる?
「申請って自分でできるんじゃないの?」
ここが一番の引っかかりポイントです。
確かに、手続きだけ見れば自力で進める人もいます。
ただ、古物商許可は
- どの形で申請すべきか(営業所、管理者、名義など)
- 書類の整合性
- 記載ミスの戻し
- 事務所としての説明責任
こういう部分で時間とストレスが増えがちです。
専門家に頼む価値は、
「書類作成」だけではなく、
あなたの状況整理と、ミスの芽を最初に潰すことにあります。
依頼のタイミング:不安になった時点が最適
よくあるのが
「売上が増えてから相談しよう」
ですが、実際は逆です。
売上が増えるほど、
- 取引数
- 取扱品目
- 仕入れルート
が増えて、整理が難しくなります。
「今のやり方でいいのか不安」
その段階で一度確認しておくと、心理的にも楽です。
古物商許可を取ろうとお考えの方、悩まれている方、まずはこちらからご相談ください。
相談するときに伝えると早い情報(コピペ可)
専門家への問い合わせで、以下を送ると話が早いです。
- 扱っている商品ジャンル(例:中古ゲーム、古着、家電 など)
- 主な仕入れ先(例:メルカリ、ヤフオク、中古店 など)
- 月の出品数/取引数の目安
- 今後増やす予定があるか
- 法人か個人か(屋号の有無も)
これだけで、「必要性の見立て」と「手続きの方針」が立てやすくなります。
まとめ(要点だけ再整理)
- 境界線は「中古」だけでなく「仕入れて売る」「反復して利益を狙う」
- せどり・ネット販売は、この条件が揃いやすい
- 自己判断はズレやすく、後から困るパターンが多い
- 不安な時点で専門家に整理してもらうほうが合理的
クイズ
CTA(次への行動)
ここまで読んで、もし
- 「自分はどっちなんだろう」
- 「今のやり方が危ないなら早めに直したい」
- 「申請で詰まって時間を溶かしたくない」
と思ったなら、古物商許可を扱う行政書士に一度相談するのが現実的です。
特に、すでに
- フリマ・オークション仕入れをしている
- 中古品を扱っている
- 出品が継続している
場合は、早い段階で整理しておくと安心です。
記事の内容を読んだ上で「自分のケース」を短く伝えるだけでも、必要性の見立ては進みます。
不安を放置して続けるより、早めに状況を整えるほうが、結果的に安全です。


